大きな屋根の白い家*blog*

終わりなき「家づくり」の話題を中心に、この家での暮らしや趣味などを綴ります。

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お誕生日ばんざい

松田道雄先生の「育児の百科」。
この本が大好きで、低月齢の頃から何度も読んできました。

ユーモアにあふれた独特の文体に、何度慰められ、何度自信をもらったことか。
そして、この本のいちばんの名文、「お誕生日ばんざい」を何度読み返したことか。

今日は子の誕生日。ついにこの日がやってきました。

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お誕生日おめでとう。
1年間の育児で母親としてもおおくのことをまなばれたと思う。赤ちゃんも成長したけれども、両親も人間として成長されたことを信じる。
1年をふりかえって、母親の心にもっとも深くきざみこまれたことは、この子にはこの子の個性があるということにちがいない。その個性を世界じゅうでいちばんよく知っているのは、自分をおいてほかにないという自信も生まれたと思う。その自信をいちばん大切にしてほしい。
人間は自分の生命を生きるのだ。いきいきと、楽しく生きるのだ。生命を組み立てる個々の特徴、たとえば小食、たとえばたんがたまりやすい、がどうあろうと、生命をいきいきと楽しく生かすことに支障がなければ、意に介することはない。小食をなおすために生きるな、たんをとるために生きるな。
小食であることが、赤ちゃんの日々に楽しさをどれだけ妨げているか。少しぐらいせきがでても、赤ちゃんは元気であそんでいるではないか。無理にきらいなごはんをやろうとして、赤ちゃんのあそびたいという意思を押さえつけないがいい。せきどめの注射に通って、満員の待合室に赤ちゃんの活動力を閉じこめないがいい。
赤ちゃんの意思と活動力とは、もっと大きな、全生命のために、ついやされるべきだ。赤ちゃんの楽しみは、常に全生命の活動のなかにある。赤ちゃんの意思は、もっと大きい目標に向かって、鼓舞されねばならぬ。
赤ちゃんとともに生きる母親が、その全生命をつねに新鮮に、つねに楽しく生きることが、赤ちゃんのまわりをつねに明るくする。近所の奥さんは遺伝子の違う子を育てているのだ。長い間かけて自分流に成功しているのを初対面の医者に何がわかる。
「なんじはなんじの道をすすめ。人々をしていうにまかせよ。」(ダンテ)
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1歳からの日々も、子が子自身の生命を生き生きと楽しく生きられるように、
子のまわりが常に明るいように、そんな母でいたいものです。
お誕生日、ばんざい。

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