大きな屋根の白い家*blog*

終わりなき「家づくり」の話題を中心に、この家での暮らしや趣味などを綴ります。

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ペンは剣より?

東日本大震災の後、自分になにができるのか考えていました。

スポーツ選手とかも言ってたよね
「今サッカーしてる場合なのかと悩んだ」とか。
でも彼らは目標となる希望の存在であり、大きな影響力がある。

一方…って、スポーツ選手と比べるのもおかしいんだけど、私。
ちょっと得意なことといえば、やっぱ、書くこと、かな。

でも、私が書き散らした文章でがれきがなくなるわけではない。
「ペンは剣より強し」というけれど、
そんな人々の心を熱くうち、復興へ突き動かすような文章を書けるわけでもない。

普段の生活をきちんと送ること。
なすべきことをして、被災地の声に耳をかたむけ、一市民としてできることをする。
衝動に突き動かされてではなく、誉められようとしてではなく、
静かに持続的に、当たり前のこととして、できる範囲のサポートをする。
わかってはいても…。

そんなとき、仕事関係でお世話になっているデザイナーさんが、
持ち出しでチャリティー写真展を開くという企画を聞きました。
ほんの少し文章で協力させてもらいました。
その機会を与えていただいて本当にうれしかった。

世界のあちこちでおきている激しい出来事に比べれば、
作家の仕事など砂粒のようなものだ。
消えたっていい。風に飛ばされたっていい。
そのときどきで、一瞬だけ輝いてくれれば。

人間の言葉は宝物だ。
一瞬にして人を立ち直らせてくれるのが、言葉だ。
その言葉を扱う仕事に就いたことを、自分は誇りに思おう。
神様に感謝しよう。

奥田英朗「女流作家」―『空中ブランコ』


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